献本御礼。ありがとうございますー。
■小飼弾のアルファギークに逢って来た

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雑誌「WEB+DB PRESS」における小飼弾 (dankogai) 氏の連載
「アルファギークに逢って来た」(インタビュー記事)を
まとめてプラスアルファした本です。
弾さんの縦横無尽さ、フリーダムさが、カオス状態を引き起こし、
それにより対談相手からかしこまったインタビューでは引き出せないことを
引き出しているんです。
まあ編集済みなので縦横無尽さ、フリーダムさはあまり見えてきませんが、
非常に読みやすく入ってきやすくなっています。
連載時に読んでいたのですが、
今こうして改めて読み返してみると、
当時はアンテナに引っかからなかったポイントがいろいろと出てきて、
なんというか自分の成長を感じます(自画自賛)。
Ruby on Rails で知られるDHH氏によるベンチャーと投資資金のお話。
彼の所属する会社 37signals について。
弾 言い寄ってくるベンチャーキャピタリスト、多くありません?
DHH 40人ほど来たけれども、みんな追い返しましたよ(笑)。
「君たちのお金はいらない」って。
弾 でもなんで?
DHH 我々はあくまでもサービスを提供して、
その代価としてお金をいただく会社だから。
サーバの増強をしたかったら、サーバを増強するためのお金というのは
必ず売上げの中から立っている。これだけシンプルなビジネスモデルで
あればベンチャーキャピタリストというものはいらない。 (p.16)
痛快。余計な金は邪魔ですよね。適時適金。
将来会社を起こすことがあったら、
こんな風に身の丈にあった運営をしていきたいですね。
で、株式会社はてなの伊藤直也氏の話。
伊 英語がしゃべれるとかすらすら読めるようになると、
最新の技術(記事)とか論文も読めるので、それで差がつくだろうなと
思っていはいたんですけど、日本語で書かれた文章でも良い本はたくさん
あって、そういうのを全部読んだかっていうと、読んでないですよ。
そういう意味で、単純に英語の問題で世界に通用するプログラマーを
目指すってことはあまりないですね。 (p.31)
これは非常に重要なポイントです。
英語が苦手でも日本語だけで技術の世界の最先端に近いとこまで
行けてしまうのです(分野によっては)。
英語がネイティブではない国の中では一番有利な立場にいるのかも。
例えばこの前紹介した「Googleを支える技術
」[2008-03-25-1]みたいな
本を日本語で読めるなんて、すごいことだと思うんですよ。
少なくとも分野の基礎的な内容を母国語(日本語)で学べるなんて
技術者全体の底上げという意味でもすごすぎます。
技術者の平均レベルはどう考えてもかなり高いはず。
jQuery で知られる John Resig 氏の話。
弾 ただのエンジニアとすごいエンジニアを分けるものは何でしょう?
Resig あえて機能を追加しないことができる人が
すごいエンジニアだと思います。すなわち具体的に何が重要であり、
かつ何が重要でないかということを理解したうえで、
その理解のもとで最適化ができる人。 (p.142)
これこれ。これがエンジニアリングでしょうね。
あと、プラスアルファ部分のインタビューで語られる
弾さんの半生は必読ですね。なんというか「用心棒」的な。
§
一言いっておくと、
連載時未読の人は少なくとも目を通すことをおすすめ。
既読の人は復習として。
ref.
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