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米原万里による笑い話の本。

米原万里 / 必笑小咄のテクニック

短くて人を笑わせる話—単にネタを暗記するのではなく、笑いの構造を理解すれば、臨機応変・自由自在に小咄を創り出せる。本書では、日本人離れしたユーモアセンスの持ち主である著者が、世間に流布する笑いの法則を突き止めて分類し、自作も含めて豊富な例をあげながら、笑いの本質に迫る。詐欺にも似た、相手を錯覚させる方法、同じ内容の順番を変えるだけで悲劇が喜劇になる方法、マクロとミクロを反転させる方法など、思いがけないオチをつけるテクニックをマスターして、窮地に立ったときこそ、周囲に笑いを呼び込もう。

「小咄」を素材に「笑いの構造」を解説。

この本で言う「小咄」とは、笑い話、ジョーク、ショートショートなどと本質は同じで「短くて笑わせてくれる話」のこと。
面白い話を聞くと人に伝えたくなる。
そうして伝えられていって現在まで生き残ったものなわけで、あらゆる権威も通じず、純粋にその中身だけで判断される。
ということで、そりゃあ面白いものに決まってるね。

読んで笑って、構造を知って納得。そんな本です。
やはり、みもふたもないネタが一番おもしろいですよね。

追記: Kindle版あります。

必笑小咄のテクニック (集英社新書) : 米原万里: Kindleストア