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山田真哉 / 食い逃げされてもバイトは雇うな - 禁じられた数字 〈上〉


内容がものすごく平易です。
小学生高学年〜中学生向けのビジネス書、といった印象でした。
「やりなおし中学生英語」などのタイトルの英語勉強本を
大人も読んだりするわけだから、
人によっては「お金」についてこういう本で
算数レベルから復習するのもアリといえばアリかもしれませんね。

タイトルの「食い逃げされてもバイトは雇うな」について。
本文では、バイト代と食い逃げ金額を比較して、
その結果から「食い逃げを監視するためだけにバイトを雇うな」
と結論づけています。まあそれはその通り。
とはいえ、いくらなんでも実際は、
食い逃げ監視員のみの目的でバイトを雇うことはありえなく、
調理や皿洗いなどいろんな作業を手伝ってもらうわけで、
それによって対応できる客数が増えたり、
店主が集中できるので料理の質が上がって単価を上げられたりで
売上がアップするだろうから、
あまり意味のない問題設定ではありますね。
頭の体操目的な問題設定です。

そういえば「食い逃げ」って最近あんまり聞かないですね。
「万引き」はよく聞きけど。
で、もしこの本のタイトルが「万引きされても警備員は雇うな」
だったらどんな展開になるのかなあ。
警備員を雇うコスト分の効果があるかな、ないかな。
万引きというキーワードに反応して2chで話題になるかな、ならないかな。
と、頭の体操。