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ゴールド

2007-07-17-5 [BookReview][Money]
ピーター・バーンスタイン / ゴールド - 金と人間の文明史


古代から中世における金、および金本位制の設立とその結末。
経済の歴史、みたいな本です。
著者は「リスク」[2005-09-25-2][2005-10-08-3]のピーター・バーンスタイン。

装飾品と貨幣という二つの側面を持つ金。
貨幣としての価値が増してきて、金の権威は増大。
そして、いろいろはしょって、金本位制へ。
つまり、金の役割は増大する経済で利用される紙幣や預金の担保。
ついには、支えきれなくなって崩壊。現在に至る。

ノーベル賞経済学者ロバート・マンデルの言葉(p.617):
「今日、われわれが手にしていない重要なものは、世界的な通貨、すなわち価値の基準である。それは過去と未来をつなぐものであり、離れた地域の人びとをたがいに結びつける絆である」。
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