『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊
』[2006-05-04-2]の
著者城繁幸による、主に「若者」まわりの労働環境とかそういうテーマの本。
就職前の人、入社したての人で「仕事」について興味ある人は読むとよい!
(ref. [を] 3年で辞めちゃう?[2006-09-14-3])
■城繁幸 / 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来

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いろいろ考えさせられました。
ということで、以下メモ:
若者の離職率が増加。
→原因の多くは本人の希望と業務内容のミスマッチ。
→古い人「最初からやりたいことができるという考えが甘い。忍耐重要。」
→but (1)就職の選考が厳しくなった。分、期待も大きく。
(2)年功序列も崩れ忍耐が報われない。
離職率。大卒入社3年以内で36.5%(2002年)。1992年は23%。10年で1.5倍。
ある大手外資系コンサルタントの言葉(p.53):
「日本企業でのキャリアなんてわれわれはまったく評価しない。あれは
本質的にはマックのバイトと同じだから。そういう仕事を自分の意思で
何十年も続けてきた人間は、同情はしても評価はできない」
あびゃ。
著者による理想的な成果主義は「キャリアの複線化」。
これにより、優秀なエンジニアは自分の技術を磨くことだけに専念できる。
営業マンは社内政治に気を使わず、顧客との対話に集中すればいい。彼ら
はそのままで、自分の上司たちより高い報酬を得ることができるはずだ。
(p.61)
自分の得意分野に専念することが自分にも会社にもプラスになる。
グローバル化とIT化によって、技術の蓄積よりも革新のスピードが重要に
なった業種が急増している。
つまり、「キャリアを重ねても、必ずしも人材の価値が上がるとは言えな
い」ケースが増えているということだ。(p.79)
「自分たちは、会社に配属された部署で指示されたとおりのことをやって
きた。その結果、気がついたら、社内では必要のない技術者になっていた。
いったいどう責任を取ってくれるのか」
若い読者のなかには、このセリフを聞いて失笑する人間もいるかもしれ
ない。そこまで会社におんぶにだっこな本人が悪いのだ、と。
だが、たいていのサラリーマンなら、自分のキャリア形成について、
「自分の意思よりも会社のイニシアチブのほうが大きい」と感じる人の
ほうが多数派だろう。(p.78)
この辺は非常に興味深い。どうリスクヘッジするか。
「労働組合が強い国は若者が失業する」(p.90):
組合は従業員を守る→新規採用を減らすことになる。
格差否定論者の言い分でもっとも違和感をおぼえるのは、彼らが
「同じ世代間の格差」には敏感に反応する割に、(団塊と団塊ジュニアな
ど)世代が異なる者同士なら、どんなに格差があろうとほとんど無視する
という点だろう。(p.161)
ふむ。
その他キーワードだけ:
- 貧乏くじを引いたバブル世代
- 老化する企業
- 年功序列は「ネズミ講」
- リヴァイアサン
参考リンク:
- 若者はなぜ3年で辞めるのか? - 経営者倶楽部
http://nvc.nikkeibp.co.jp/free/COLUMN/20070220/107790/
著者のインタビュー。(追記070223)


