ブログには、もうひとつとげがあり、私たちはそれを「反響室」と呼んで いる。ブログは人を誤らせることがある。自分では世界に向かって話しか けているつもりでも、実際にはわずか数人が頻繁にやり取りしているだけ で、それを活発にコミュニケーションしていると勘違いすることだ。 ビジネス・ブログでも、わずか数人が大声を上げているために、現実以上に 人気を博していると誤解されることがある。投稿やリンクに熱心な人は、 最も話題に入れ込んでいる人であることを、常に忘れてはいけない。(p.201)