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先日の「持続可能なブログ会議」[2006-06-15-2]のパネルでご一緒した鮒谷周史さんの軽快な著書。

鮒谷周史 / 仕事は、かけ算。 - 20倍速で自分を成長させる


要するに、
【成果物=仕事量+仕事量+仕事量】
から
【成果物=労働の質×労働の密度×労働時間】
へと考え方を変えていこう、と。タイトルにある掛け算はこれのこと。
この式を素直にとらえてみると、どれかがボトルネックにならないようにバランスを保ちながら成果を出していこう、ということになりますね。

以下、ピンと来た箇所をいろいろピックアップ。

 働くからやる気が出るのか、それともやる気が出るから働くのか。
 まるで「タマゴが先か、にわとりが先か」といった類の難問に見えるかもしれませんが、答えは決まっています。
 間違いなく、動くからやる気が出るのです。(p.61)
きっぱり断言!ってこれはそうですよね、絶対。先人たちの話を見聞きしてもこれが結論。真理ですね。ブログもまさにそうで、書いてると書く気がどんどん出てきますよね。

経営コンサルタントの故・一倉定先生は、その著書『一倉定の経営心得』の中で、次のように書かれました。
「優柔不断は誤った決定よりもなお悪い」
(p.51)
身につまされます。いまだに「優柔不断」ときっぱり縁を切れません。

真顔で言うのはちょっと恥ずかしいのですが、じつは私、
「すぐやる共和国の大統領」
を務めています。(p.93)
なかなか行動に移せないでいるときに、
「あ、俺はすぐやる共和国の大統領だった」
と一言つぶやいてみると、不思議なことにその気になって、すぐに体が動くのです。(p.95)
はは、これおもしろー!
てなことで、かなり感銘を受けまして、私も「すぐやる共和国の大統領」に勝手に就任しました。
もしも私が何かの折にぐずぐずしてたら「大統領だろが」とツッコミを入れていただけると幸いです。
「すぐやる王国の国王」とかでもOK!とのこと。

入念な準備より、スピードを重視。完璧症候群を排して、前のめりで突っ走ろう。(p.24)
これって、最近の言葉で言うと「アウトプット主義」[2005-02-22-1]ですね。
アウトプット!アウトプット!

鮒谷さんの人生を大きく変えた一冊として、
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!
が挙げられていました。いろいろ考えさせてくれる良い本です。
楽しいしオススメ。 see [2006-05-11-2]

その他メモ:
- 自分の成長を複利で考えるという話
- TTP = 「徹底的にパクる(Tettei Teki ni Pakuru」(トリンプ)
- 年収1000万 = 時給4500円
- ドラッカーの言葉「教育のある人間とは、勉強し続けなければならないことを自覚している人間のことだ」