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朝、布団でゴロゴロしながら読み始めて、昼食のラーメン屋で読了。
「スタンダード 反社会学講座」<http://mazzan.at.infoseek.co.jp/>のコンテンツを加筆修正したのが半分くらいであとは日経ビズテックの連載と新作。「反社会学講座」[2004-08-26-4]に続く二冊目。

パオロ・マッツァリーノ / 反社会学の不埒な研究報告


相変わらずおもしろ! いろいろあるけど、一点だけ紹介:

「くよくよ」がいつから市民権を得てきたかというのを調べると、1999年のリチャード・カールソン「小さいことにくよくよするな!」が契機だったそう。1999年を境に雑誌・新聞記事タイトルへの「くよくよ」の登場数が十倍ほどに。
心理学者のカールソンさんは、くよくよの本質をまるで理解していません。
[...] 本を読んだくらいでくよくよするのをやめられるくらいなら、はなっから、くよくよなんかしていません。
[...] 『くよくよするな』の本を読んでくよくよするのをやめられるのなら、なぜ続編が何冊も出るのですか。
(p.40)
「くよくよ」とほぼ同じ意味である「こだわり」がいつからポジティブな意味になってきたかの調査もあり。
ポジティブこだわりよりもネガティブくよくよの方が普及したのが最近だったんだ、とちょっと驚き。