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大企業には優秀な人がたくさん埋もれている。
優秀な人を一つのプロジェクトに集結すれば、簡単に他社を圧倒できそう
なものだが、そうはならない。

なぜか?

写真と本文は関係ありません

優秀な人をかかえた部の上司がその人を放したがらないからだ。
上司から見れば、優秀な人を一箇所に集めるのは不平等だ。
自分の部から優秀な人を持っていくなんてケシカランわけだ。
結局、優秀な人は大企業のいろんな部に点在し、孤立している。
これでは本来の力は発揮できない。宝の持ち腐れだ。

第二次世界大戦のフランス軍は、それなりの台数の戦車を持っていたが、
各部隊に平等に分配した結果、戦車を一点集中してきたドイツ軍に敗れて
しまったそうな。

結局、全体の利益を考えずに、自分の利益だけを「平等」の名のもとに
主張する人々が全体をダメにしてしまう。

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さて、このような理由により、社内にいくら優秀な人がいても一箇所に
集結するのは無理。社内で意識の高い人たちが集まって何か面白い
プロジェクトをやろうなんてのは無理。

いや、もちろん社内政治を頑張れば、可能かもしれない。
社長あたりの鶴の一声でそういうプロジェクトが発足するかもしれない。

しかし、本来やりたい「技術的」なことでなく、そんな「政治的」なこと
に無駄な時間を費やすよりも、すでに優秀な人が集まっている社外の
「楽園」に移って、技術者としての腕を存分に振るった方が良いに決まっ
ている。本人のためにも社会全体のためにも。それゆえ志の高い優秀な人
はみな社外へ飛び出し、ベンチャー企業などで集結する。それが現在の
Google や Six Apart や「はてな」などの活力を生んでいるのであろう。

写真と本文は関係ありません

ネット分野は流動性が高い。つまりコンピュータさえあればなんとかなる
ので、一つの会社でじっくりと積み重ねて、という要素はそれほど大きく
ない。それゆえ、優秀な人はどんどん硬直した企業からどんどん抜けて、
勝ち組企業に群がる。そこがダメになると次へ。そしてそのくりかえし。
企業が大きくなると内部での流動性が低くなるのだから、これはやむを得
ない。よく知らないがシリコンバレーではこのようなことは当たり前のこ
となのかもしれない。

とにかく、言いたいのは「大企業で埋もれている優秀な人たちが集結する
プロジェクトは大企業の中ではなく外にあるのだ」ということ。


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