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30ポイントで読み解く「ローマ帝国衰亡史」
-E.ギボンの歴史的名著が手にとるようにわかる

ギボンの「ローマ帝国衰亡史」ですが、「ローマ人の物語」文庫版が
追いついたら(来年か再来年?)読み始めようかと思っています。

で、ガイドブックみたいのが出てたので買って読んでみました。
歴史の流れの概要がつかめるのは良いですね。
高校で世界史やってなかったので、ローマ史って良くわかってないのです。

とはいえ、この本はちょっと雑です。
例えば、前半では衰亡史以前のローマ史を解説しているのですが、
私ですら分かる明らかな間違いがちらほら。

カエサル vs ポンペイウスの決戦の舞台ファルサルスが
ギリシャじゃなくイタリアだって書いてあるし。
あと
「カエサルの遺言書にオクタヴィアヌスを養子にすると書かれていた」
ってなことが書かれた2ページ後に
「生前にカエサルが養子に迎えて可愛がった」
みたいなことが書いてあるし。
詳細は疑って読まなきゃならないですね。

...つか、こんなんじゃオススメできません。塩野七生に期待。
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