■秋山ゆかり / ミリオネーゼの仕事術 入門

著者の実体験をもとにビジネスの基礎となるいろいろなノウハウが紹介さ
れています。「入門」の名にふさわしく非常に分かりやすく、説得力もあ
り、よしやってみようという気にさせられます。でもやっぱり意思の強さ
は重要だよ。

イメージ・コンサルタントやスタイリスト・サービスを雇う話に感銘。
スタイリスト・サービスはスタイリストがいっしょにショッピングに同行
してくれるサービスらしい。状況によってはプロの活用も有用ですね。
浸透しつつあるのかな。

考える道具としての「フレームワーク」の利用を強調していますね。
確かに型にはまるものはどんどんあてはめていくと便利そう。

数字に強くなろう！という文脈で、概算を計算してみる、という話が出て
きました。例では特定の乗用車の売り上げを推定しています。道具の一つ
としてリトルの法則もどうぞ。 <http://lifehacks.ta2o.net/little.html>

その他、
- むかつく！と思った瞬間が勉強のチャンス
  →自分がむかついたポイントってのはビジネスチャンス！？
- 「今月のお題」を決め、情報を詰め込む
  →視野が狭くならないように

実は著者は大学院の同期で同じ研究室なのでした。以下の投資信託を始め
るという話なんて読むと「あはは、さもありなん」的ほほえましさ。

始めるにあたっては、投資信託の担当者が疲れるくらい質問をして、二
時間以上いろいろと説明をしてもらってから、ようやく納得して契約し
た。結局、月一万円ずつ投資するという小額でスタートできる投資信託
を選んだので、今考えると担当者は、長時間説明したにも関わらずこん
な小さな商品を選ぶ客で、無駄に時間を使ったと思ったに違いない。