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宮沢章夫 / わからなくなってきました / 新潮文庫

先日[2003-12-20-2]読んだ「牛への道」のがものすごく面白かったので
次のやつを読みました。あいかわらずツボにはまりすぎ。
心の赴くままにペタペタとちびポストイットを貼っていたら、
貼りすぎてもはや用をなさない感じ。ポストイットじゃなくページの
端を折っていたら、全ページ折ることになるんじゃないかって勢い。
ちびポストイット貼り付けまくり

とりあえず今日は、「深追い」とか「バッドノウハウ」とかに通じそ
うな話題だけ紹介。
コンピュータを使っていると、正常に作動しているのが、
つまらないと思えてくるときがある。
何かトラブルが発生してはじめて、コンピュータの醍醐味があるのだ。
「これは、困ったぞお」
と言葉では、困っているようだが、ほんとは嬉しくてしかたがないのだ。
こみあげてくる笑いをこらえながら口にする。
「こまったなあ、直さなくちゃいけないんだよなあ、今夜はもう、
眠れないかもしれないなあ」 (p.109)
確かに煮詰まってるときにこういう状態のこともあるかもしれません
ね (他人事風)。「これはなんとかせねば!」という正義感みたいのが
出てきて、現実逃避を正当化できるわけですね。いやー、あちゃちゃ。