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D.A. ノーマン / 人を賢くする道具-ソフト・テクノロジーの心理学 / 新曜社認知科学選書


現代社会では、人は知らず知らずテクノロジー中心の態度をとる (とらされる) ようになっている。
自分が作りだしたテクノロジーの世界に、コントロールされ、支配される。
それじゃいかん!人間中心のアプローチじゃ!
といういつもの主張だけど、「はじめに」に書いてある通り前作「テクノロジー・ウォッチング」を補った本です。

前作に比べて、
人間にとって使いやすいものとはどういうものか、
何が使い勝手の善し悪しの根元なのか、
といった認知科学的な、理論的な話が多いです。
でも、例が多くて分かりやすい。
第 2 章の体験モード・内省モード、
そして学習・教育の話が一番面白かったですね。
D.A.ノーマンの講演[2003-08-21-2]の前に読んでおけばよかったなあ。