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D.A.ノーマン / テクノロジー・ウォッチング / 新曜社認知科学選書


記録のテクノロジー、アフォーダンスとマッピング、ヒューマンエラー、書くこととデザインの類似性など。エッセイ風な部分も多い。

私は悪いデザインを見つけるための経験則を持っている。
注意書きの貼り紙を探すことだ。
使い方を書いた貼り紙を見たときはいつも、
そこがへたにデザインされた部分なのである。(p.27)
デザインは発明というよりはむしろ改変であり、
たとえ関係がなくなっても、
またその意味するところがわからなくなったとしても、
すでにあった歴史に従うものなのである。(p.181)
これが大きな問題に対する典型的な反応である。
つまりエラーを管制官のせいにし、
結果を「悪しき不運」のせいにすることである。
なぜ「不運」なのか。なぜ「悪しき設計」ではないのか。(p.268)
書くことはデザインに似ているし、
デザインは書くことに似ている。
一方は読者に、もう一方はユーザーに仕える。
どちらも共感が必要とされる。
またどちらも想定したユーザーのニーズと能力を
理解することが必要とされる。(p.290)